受賞歴

第24回住まいのリフォームコンクール 優秀賞 生駒市 Y様邸

男の居場所『蔵Bar』
築100年あまりの蔵。
物入れと化した蔵を改装し、友人や教え子を招いての憩いの場にしたい。お施主様ご夫妻は、心おきなくお酒やお料理を楽しめるそんな空間として、今まで使われていなかった蔵を改装することをご希望。そこで、壁・天井は現状の木材を活かし、古い扉はテーブルトップに再利用。
明かり不足解消にガラス瓦の採光窓を2箇所設け、空調設備も整えた大人の隠れ家をイメージし、提案しました。
貴重な蔵の雰囲気をこわさないように、内部仕上げ材のほとんどは自然素材。床板は30mmの杉板張り。

木材のぬくもりと香りが漂う中で、音楽を楽しみ、酒を酌み交わす「蔵Bar」は、大人の遊び場・隠れ家として、いつも千客万来とか・・・。

第20回住まいのリフォームコンクール 居室部門優秀賞受賞 生駒郡 U様邸

築45年の古い家。ほとんど物置と化していた2階部分。
そんな和風住宅がご夫妻の感性を活かした、モダン和風のすばらしい空間へとリフォームできました。
お花の先生をなさっておられる奥様。教室を開けるような空間を居間との共有空間として確保した。
また、台所・食堂が視界に入らないよう配慮した。
吹抜けを採用することにより、空間に広がりと、ゆとりを持たせた。納戸となっていた小屋裏を部屋として使用できるようにした。
このため階段を設けつながりをもたせ、かつ筋交い的役割をもたせた。

第17回住まいのリフォームコンクール 居室部門優秀賞 京都府相楽郡 N様邸

開け、土間!框(かまち)が動いて移動も楽々。ミニコンサートが開けるような大空間が出現第17回住まいのリフォームコンクール「居室部門優秀賞」入賞作品

古民家の台所空間といえば「土間」。
水がこぼれても平気ですし、外との出入りには非常に便利で、日本家屋ならではの雰囲気のあるものです。
でも、リビングダイニングとの行き来で問題になるのが段差。若い方がお住まいでも大変ですが、ご高齢の方が行き来するとなるとさらに大変です。
この事例は、当時80歳になられたお母さまと一緒に住みたいと考えられたご子息の、すごいアイデアが形になったものです。

■85年にもなるご実家に、お母さまと一緒に住みたいリフォームというのはただ「新しくしよう、きれいにしよう」ではないんですね。
ご実家であり、ご高齢のお母さまと一緒に住みたい、と考えられた気持ちから出発するものなのです。
古民家らしい土間部分の段差。これを単につないで解消してしまおう、というご希望ではありませんでした。奥にはお風呂があり、暮らしの中で、段差がある方が良いタイミングもあるわけです。
しかもピアノがあり、仲間やご親族が集まって楽しいミニコンサートを開かれるような楽しいご家庭とあって、大勢が集まる広い空間がほしいときも...。

■動く框、といってもカンタンではありません。部屋をつないで大空間をつくる、ということは、たくさんの人が集まって、盛んに行き来することがあるし、お母さまが部屋から部屋へいつも移動される動線となるのです。
乗ったときに少しでも動いたら危ないのです。家の中での転倒というのは深刻な問題。このアイデアを実現するにはいかに、「スムースに動くのにしっかりと固定される」ようにするか。
框の台がスムースに動くだけではなく、大きな台を収納する側の床の強度も重要です。職人の技を駆使した框は見事に動き、ミニコンサートのできる空間が広がりました。
ご高齢のお母さまを思う気持ちからスタートした、まさに「開け、土間!」というアイデア。
余談になりますが、高い技術を持つ職人さんを確保できるのも私たちの強みの1つ。
シロアリに食われた柱を、京都のお寺修築の技術を使って柱をついでもらったこともありました。

第13回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞作品 奈良市 I様邸

>モダン和風の明るいリビングです。
広く明るい洋風リビングの中心に作られた畳スペース。寝転ぶも良し、コーヒーでもお茶でも楽しい時間が進んでいくリビングです。

第13回住まいのリフォームコンクール 居室部門優秀賞受賞作品 奈良市 M様邸

約120年前に建てられ、その歴史を感じさせるどっしりと落着いた純和風の家。その純和風の吹き抜けを活用しガラリと雰囲気が変わったダイニングキッチン。反対側のリビングスペースは落着いた大人の雰囲気が漂います。

第12回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞 松原市 N様邸

築45年の古い家。ほとんど物置と化していた2階部分。
そんな和風住宅がご夫妻の感性を活かした、モダン和風のすばらしい空間へとリフォームできました。
お花の先生をなさっておられる奥様。教室を開けるような空間を居間との共有空間として確保した。
また、台所・食堂が視界に入らないよう配慮した。
吹抜けを採用することにより、空間に広がりと、ゆとりを持たせた。納戸となっていた小屋裏を部屋として使用できるようにした。
このため階段を設けつながりをもたせ、かつ筋交い的役割をもたせた。

第11回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞作品 奈良県高市郡 M様邸

明治時代に建てられたというM様邸。その歴史を感じさせる外観はどっしりと落ち着き、「日本の家」の趣を漂わせています。
カタカタと玄関の扉をあけると広い土間、その向こうには明るい日差しを浴びた中庭があり、家は中庭を囲むような形で建っています。
リフォームされたのは、玄関から土間、ダイニングキッチン、お風呂と洗面所など水廻りです。中でも一番の悩みだったのがキッチンの床が腐ってきたことでした。
床下の風通しが悪いのか、以前から流し台の下あたりの床の痛みがはやく、繰り返し直しても、しばらくするとまた同じ場所が腐ってくるのだそうです。「そのうちケガ人がでるのでは・・・といつも気になっていました。まだ子供達も小さいし早く何とかしないといけないね。』っていつも話していたんです。」そしてどうせ直すんだったら、気になるところを全部やってしまおう!とリフォームが始まりました。「玄関から見た土間の感じが大好きなんですよ。日本の家って感じがするから・・・。今土間なんて、なくしてしまう人も多いと思いますが、私はどうしても残しておきたかったんです。」と話されるのはお母様。
その純和風の玄関・土間から扉を開けると、ガラリと雰囲気が変わった洋風のダイニングキッチンがありました。以前からの悩みだった床下の湿気は床下に空間を作り、風通しをよくすることで解消。
家族が増え、手狭になっていたダイニングキッチンは、奥の納戸を一部分利用して広くなり、困っていた収納スペースもたくさん設けることができました。「食事の時に『ちょっとソースとってくれる?』と言って『あっ』と思ったんです。前は狭かったからそんなこと言わなくても手が届いていたんですよね。『すごい!やっぱり広くなったんだよね。』ってあらためて感動したんです」とうれしそうに話される奥様。
「玄関ホールの鴨居を切ると時には身震いがしました。まるで自分の身を切られるようで・・・でも思い切って良かったと思っているんですよ。住みやすい家になったんですから」とお母様。「この家の歴史のひとつだから・・・」どうしても捨てることができなかった鴨居は植物を飾る台として残しておかれるとのことでした。

第10回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞作品 東大阪市 Y様邸

10年前に一度リフォームをされたY様ですが、隣にお住まいになっていたご両親が亡くなられ、敷地を一つにすることになりました。それをきっかけにリフォームされることになりました。
暗かったキッチンも明るくしたいし、庭も広く・・・と今よりも快適な住まいにするためにじっくりと時間をかけてのリフォームが始まりました。
キッチンを明るくしたいと思い続けてこられた奥様。「私は何でもオープンが好きなの。」と言う言葉通り、思いっきりオープンな対面式のカウンターキッチン。カウンターはびっくりするほど大きな人造大理石で造られたまさに“見せるキッチン”です。大きな換気扇に大きなシンク、使い勝手も抜群だとか。
たっぷりの収納と片付け上手な奥様の手によって美しく保たれたキッチン、もう単に“料理する場所・食べる場所”ではなく料理のできるリビングができました。
思いがけず大活躍なのが、電子レンジとオーブンが一緒になったガスコンベクション。東京に住んでおられるお嬢様が帰省されたときに、「パンを焼くだろう」と入れられたそうなのですが、使ってみると意外と簡単で便利。「以前住んでいたお家で一度もオーブンを使わなかったの。」とおっしゃる奥様が、「これからオーブン料理に挑戦しようと思ってるんです。」と張り切っていらっしゃいます。
リフォームして家にいるのが楽しくなったとおっしゃるY様一家。「子供達に、温泉でも旅行しようかと誘っても、家のお風呂がいいから嫌だって言うんですよ。」と奥様は嬉しそうにおっしゃいます。
このリフォームはコーディネーター酒井と二人三脚だったそう。「酒井さんがいてくれたから、こんな素敵なリフォームができたんです。」と奥様。
Y様邸の大成功のリフォームの中には、暖かな信頼関係がありました。

第10回住まいのリフォームコンクール 奨励賞受賞作品 羽曳野市 U様邸

古くから農業をされているU様。結婚10年でリフォームしようという以前からの計画が完成しました。
築40年のU様邸。道路から少し下がった場所にあるせいで家の中が外から見えやすく、段差も多い等、何かと使い勝手が悪かったそうです。
工事を頼もうという時、出入りの大工さんが怪我をしてしまい、それが私共との出会いのきっかけとなりました。
偶然リプランを見て、同じような古い家のリフォーム例を発見した奥様は『この家のように、私達の生活に合ったリフォームがあるはず・・』とその家を施工した業者に電話されました。
実はその時ほとんど決まっていた大手の業者があったのですが、いまひとつしっくりと来ないと感じていた奥様は、私共にご相談に来られました。U様ご一家の日常・・・、主にどこから出入りするのか、一日の生活はどこから始まり、どこで終わるのか、等々・・詳しく生活や、家族に意見を聞いた上で、なるだけU様の日常を壊さず、使い勝手の良いプランを考える私共の姿勢に、奥様の心は決まったそうです。
玄関ホールから勝手口まで続く広いスペース、風通しが良くお昼寝に最適、と言われるこの場所は以前土間だったそうです。キッチンと各部屋に挟まれたこの空間は、みんなが自由にくつろぐスペースに大変身。
古いお家の悩みである段差も最小限にし、将来の事も考えておばあちゃんの最低限の生活は段差のない場所で生活出るように生まれ変わりました。
長年親しんできた家の工事中、どのようにしても不安を隠せず少し無口になったおばあちゃん。柱1本、梁1本も無駄にせず、温かい木のぬくもりを最大限に活かしたリフォームに、今はとても喜んでいらっしゃいました。
2階にある山小屋風の素敵なお部屋はU様の元気なお子様達の部屋。以前は農機具を入れる倉庫でした。天井を高く見せるために、天井の板を外し梁をだしました。長年天井裏に隠れていた梁はひどい汚れ、みんなで汚れるのも構わず梁を磨いたとか。お子様達も負けずにお手伝いされての力作です。
和の雰囲気を持つ1階とそこから山小屋風の2階へと変化する感じが見える階段は、家の端にあった階段を子供部屋と夫婦の寝室の間に移動させたもの。「階段下から見た景色が一番好き。」敷居1本に悩んだり、大工さんの心遣いに感動したり、「青春ドラマのようでした。」と大興奮だったと楽しそうにお話される奥様の目が印象的でした。

第9回住まいのリフォームコンクール 水まわり部門優秀賞受賞 生駒郡 I様邸

浴室・洗面所・トイレは介護しやすいようにできる限り広くとり、車椅子の移動を楽にするため段差をなくし、開口部を大きく取りました。また、家への出入りがスムーズにできるようにスロープと簡易エレベーターを設け、室内は段差をなくし車椅子の移動を楽にしました。

第8回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞作品 香芝市 I様邸

田の字造りのI様邸は、家族にとっては不都合の多い家でした。
「とにかく、ゆっくり足を伸ばしてゴロンと横になる。なんてことは、できませんでしたね。」と、若夫婦。「狭い個室が欲しい!」と子供達。
思い切って子供部屋は建て増しをし、母屋も古い家の良さを生かしながらもっと暖かく・動きやすく・住みやすい家にしようと意見がまとまりました。
しかし工事も進み、床をはがしたときでした、『家を壊してしまう気か。』
家のリフォームは、家族皆で十分納得が行くまで話し合い、理解することがいかに大切かを痛感されたそうです。お父様は、工事が進むにつれ、家がなくなるのではないかと不安で仕方なったそうです。
もう一度工事のやり方も含めて全員で納得のゆくまで話し合われ、その結果、無事、工事を終了することができました。
I様邸の庭には先代のお父様がお好きだった灯篭がいくつもあります。中でも沈丁花の下の苔むした灯篭は300年の歴史を物語っているようでした。

第7回住まいのリフォームコンクール 理事長賞受賞作品 大和高田市 S様邸

玄関からの廊下を斜めにすることで、ダイニングキッチンの空間を広くできました。

第6回住まいのリフォームコンクール 総合部門優秀賞受賞作品 奈良市 N様邸

100年を過ぎた蔵が、家族4人が住めるモダンな空間に。蔵の扉をインテリアのアクセントに取り入れ内部はモノトーンに仕上げました。また中央に螺旋階段を配置した超モダン和風な異空間ができました。

第5回住まいのリフォームコンクール 努力賞受賞作品 奈良市 M様邸

茶道の生徒さんたちと気軽に楽しく茶懐石を楽しめるキッチンにと、広いアイランドカウンターを配置しました。