内窓・断熱、浴室暖房・床暖房

10月

内窓・断熱、浴室暖房・床暖房
「寒さ・ヒートショック対策は万全に」

急激な温度変化によって身体が受ける影響のことをヒートショックといいます。ヒートショックを防ぐには、できるだけ室内の温度差が生まれないことが重要です。窓や扉など開口部の断熱も大切です。


1)ヒートショックとは?

 ヒートショックとは急激な温度変化で体がダメージを受ける健康障害のことです。現在、入浴中に亡くなるのは全国で年間約1万4000人と推測されていますが、原因の多くがこのヒートショックだと言われています。
 例えば冬場の入浴の場合、暖かい居間から寒い風呂場へ移動し、また暖かいお湯につかることになるため血圧の変動が何回も起きます。その結果心臓への負担がかかり心筋梗塞や脳卒中などの危険な症状を引き起こす原因となってしまうのです。
 ヒートショックは例のような浴室、またはトイレなどでも注意が必要です。


2)ヒートショックになりやすい人の特徴

 ヒートショックは特に65歳以上の高齢者に起こりやすい症状とされていますが、他にも不整脈、高血圧、糖尿病などの持病をお持ちの場合。薬を飲んだ直後、食事や飲酒直後に入浴する習慣のある方、熱い湯に長くつかる習慣のある方にも起こりやすいといわれています。
 またもちろん環境にも注意が必要で、今まで大丈夫だった冬場寒い浴室なども年齢が上がってくることでヒートショックが起こりやすい環境になっている可能性があります。


3)ヒートショックの予防方法

 ヒートショックの予防法には様々ありますが、以下のような予防が効果的です。
・入浴前と入浴後に水分を補給する
・食後1時間以上空けてから入浴する
・お酒を飲むなら入浴後に
・部屋間の温度差をなくす。
・ゆっくり温まる
・長湯をしない

 また、もしもの時に備えて手すりを設置することも安全策の一つとしてあります!習慣などによる予防も重要ですが、ご家庭に高齢のご家族がいらっしゃる方などはいつ起きるかわからない危険があります。断熱・暖房対策で早めの環境改善がおすすめです。